Microsoft Remote Desktop Session Hostとは
Microsoft Remote Desktop Session Host(RDSH)はWindowsマシンのリモートデスクトップ機能を使用して、1台のリソースを複数人で使う仕組みです。
テレワーク環境やセキュアな環境で用いられるVirtual Desktop Infrastructure(VDI)にも利用されます。
個別にクライアントを仮想マシンで作成する方式が多い中、OS等の共通部分のリソースを共有することでリソースを効率的に使えるという利点があります。
逆に占有ではないため、アプリケーションによっては複数セッションでの利用に対応していない場合もあり、その際は使用できません。
セッション方式
仮想マシン方式
ユーザープロファイル
WindowsでもLinuxでもユーザーのために用意された領域があります。
Linuxの場合は「/home/ユーザー名」、Windowsの場合は「C:\Users\ユーザー名」が使用されます。
イメージしやすく言うとWindowsの「デスクトップ」や「マイドキュメント」「ピクチャー」等です。
1台のサーバーのみで運用する場合は問題になりませんが、複数台のサーバーで運用する場合、各サーバー内にユーザーデータを持ってしまうと、ユーザーは接続するサーバーによってプロファイルが異なることになり、利便性が低下します。
この場合、ユーザーデーターをひとつにすることで解決します。
これが移動プロファイルと呼ばれる方法です。
例ではセッション方式ですが、仮想マシン方式でも仮想マシンをユーザーで固定しない場合はこの方法が有効です。
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FSLogix
移動プロファイル方式は単純にユーザーのデータをファイルサーバーなどに格納し、そのフォルダーをログイン時にユーザーに紐づける方式をとっています。
具体的には「C:\Users\A-User」を「\FileServer\UserProfile\A-User」にしなさいという設定を埋め込みます。
この方式では、ただ参照先がファイルサーバーになるため、単純でわかりやすい反面、速度が遅いなどの問題が発生しやすくなっていました。
FSLogixはユーザーデータを仮想ディスクファイルの「VHDXファイル」の形式でユーザーデータをやり取りします。
また、ユーザーからのアクセスの都度元ファイルを参照するのではなく、接続先(展開先)でキャッシュし、セッション終了時などに書き戻します。
これによってネットワークの影響などを受けにくくなります。
またFSLogixはユーザーデータ格納先を複数設定し、その間でのデータ同期を行うこともでき、耐障害性向上を行うこともできます。